オーストラリアvアルゼンチン
2021年9月25日/オーストラリア・タウンズビル クイーンズランド・カントリー・バンク・スタジアムで行われた南半球4カ国対抗戦 ザ・ラグビーチャンピオンシップ 第5節 オーストラリアvsアルゼンチンの試合を大畑さんと共にwowow様にて解説させていただきました。
19年W杯王者スプリングボクスに連勝し、
世界ランク3位に浮上したワラビーズはホームで破竹の3連勝。
全敗中のロス・プーマスはなすすべなく全敗。
全敗の中から闘志が出る時と消沈する時があるが、まさに今回のプーマスは先が見えない感じがした。
元気がなく、自信が見えていない感じが取れたが、一方3連勝のワラビーズは出来が悪くとも前節のSA からの2連勝で
自信はあるように見えたゲームであった。
あれが今度日本と試合だ。とても勉強になる試合になるに違いない。
アルゼンチンも23年のW杯で試合をする相手だが、どうもこの試合は規律が悪かった。
ラグビーはテストマッチレベルの試合を連戦すると、どうしても精度は落ちてくるのはしょうがない事。
それを分かった上で準備をするのだが、今回のゲームは準備ができていなかったのだろう。
リゾート地でのトレーニングが裏目に出たのではないだろうか。
特に大事な場面でペナルティーをした7番クレメル。
あの負けている場面で試合の流れを読めないプレイスタイルは、23年の対戦でもウィークポイントとなるだろう。
直せるプレイと直せない部分があり、彼の今回の行動は彼の中で何か大きなことがない限り成長しない部分だと思う。
17年に世界で最も注目すべき若手選手に挙げられ、スタッド・フランセでキャリアを積んで難しい場面にいる選手なのだろう。
また注目選手に出した10番カレーラスだが、もうちょっと頑張って欲しいな。
前回のNZ戦で初めてSOで出場したサンティアゴ・カレーラスは賞賛できる内容と思ったけど、
やはりFBの方がいいのかなと思う。
それとAUはケレビ。
すごいいい選手だ、プライベートで飲んだ時はとてもシャイでいい奴だったのに
まさに野獣のような迫力あるランニング。
毎回ラインブレイクする彼は本当に要注意。
日本との試合早く見たいな。