
今日は、日本財団の「HERO’s」という災害復興支援チームの2024年の報告会と、2025年に向けた活動計画や、今後10年間のビジョンについての意見交換会に参加しました。非常に多くの方々と意見を交わす中で、自分自身の活動やアクションについて深く考える機会となり、非常に実りのある時間を過ごせたと思っています。
このチームの一員として、スポーツアスリートとしてどのように社会に貢献できるのかを常に考えています。スポーツを通じて得られる経験や学びは多いと信じており、同時にその影響力が社会に与える可能性は非常に大きいと感じています。自分の力が限られていたとしても、活動を通してポジティブな影響を生み出すことは十分な可能であり、それを正しい方向に導けば、困っている人や辛い思いをしている人々をサポートできると信じています。
特にラグビーというスポーツは、人と人をつなぐ「フォロー」の精神が根幹にあります。この考え方を大切にしてきたからこそ、今の自分があり、座右の銘は己忘利他、人生に活力をくれる言葉で軸を作ってくれたのだと思っています。これからもこの精神を守り続けていきたいと思います。
また、ある水の会社が掲げる「利益三分主義」という考え方にも深く共感しています。この理念は、自分自身の行動にも通じるものがあります。結局、人のために何かをするという行動は、自分自身のためでもある。自分が生き生きとするため、自分の周りの家族や仲間にプラスの影響を与えるために動くということです。
私自身のスタート地点は決して裕福なものではありませんでしたが、ラグビーを通じて多くのことを経験し、多くの世界を見てきました。その中で、困難な状況にある人々の姿を目の当たりにし、自分ができることで恩返しをしたいという気持ちが強くなりました。悲しい経験や苦しい状況を抱える人たちを少しでも支えられるような活動をしたい。その原動力が自分の中にあると感じています。
黄色いゴリラという素晴らしいチームスポーツを、社会的な意義のあるものにしていきたい。
そして、「強く愛されるチーム」ではなく「愛されて強いチーム」の精神にしていきたい。
そのためには、考えを自分自身の行動にも取り入れていきたいと思います。
周囲からいろいろな意見をもらうこともありますが、この思いを大切にして、自分の家族や仲間とも共有していきたいと思っています。
今日の会では、多くの方々と話をする中で、それぞれの思いや活動に触れることができました。その中で、自分がどうサポートできるかを考え、また新たな生きる実感を得ることができました。特に、東北の震災の際に感じた後悔を胸に刻みながら、これからも頑張っていきたいと思います。
カベ