サンゴリアスに関わってきた中で、開幕2連敗は過去にも経験があります。たとえば、エディー・ジョーンズが初めてサンゴリアスの監督に就任した年。シーズンの序盤はなかなか勝てず、自分たちのラグビーを信じることが難しかった時期がありました。しかし、その後、チーム全員で懸命に取り組み、最終的には優勝までたどり着いたことは大切な思い出です。そうした経験があるからこそ、今回の2連敗も「こんな時期もある」と、少し冷静に見守る気持ちがありました。
今回の年初試合はトヨタとの対戦でした。結果は30対30の引き分け。コンバージョンやトライで得点が飛び交う展開の中、勝ちきれなかったのは正直悔しかったです。
見てて特に気になったのは、ブレイクダウンの部分でした。ディフェンス時にどれだけ人をかけるか、その判断も大切ですが、相手にプレッシャーをかける「有効的なブレイクダウン」が大事だなと。
この部分は改善の余地があると思います。
また、ディフェンス面では、手が届きながらも抜かれてしまうシーンがありました。これは選手間の連携やつながりがもっと深まれば、防げる場面もあったのではないかと感じています。もちろん簡単ではありませんが、ブレイクダウンやディフェンス、アタック、それぞれの意志統一のポイントを共有し、全員が一体感を持って戦ってくれればなと。。。
次の試合への期待としては、開幕から3試合勝利がないのは悔しいですが、明確な修正点が見えていますし、自分たちの強みも随所に出せています。この強みをしっかりと信じて、自信を持って修正していけば、きっといい方向に進めるはずです。
東京サンゴリアスにはポテンシャルの高い選手が揃っていますので、これからの試合がますます楽しみです。
次の試合は1月12日、クボタとの対戦です。特にフォワード戦では、接点、ブレイクダウン、判断、全てで優位に立てるかが鍵なのかなと。
この試合を楽しみに、私自身も新年の仕事に全力で取り組みながら、応援していきたいと思います。
今後も一緒にチームの成長を見守りつつ、一戦一戦を楽しみに応援していきましょう。
54it